NIPTを受けようと決めたとき、次に悩むのが「どこで受けるか」です。インターネットで調べると多くの施設が出てきますが、施設によって提供される医療の質は大きく異なります。
なぜ施設選びが重要なのか
NIPTは採血して検査会社に送るだけに見えますが、その前後の医療プロセスがとても重要です。
- 検査前の説明(インフォームドコンセント)は十分か
- 結果を正確に解釈してくれる医師がいるか
- 陽性だったとき、次のステップを一緒に考えてもらえるか
- 確定検査や専門施設への紹介ができるか
これらは施設によって差があります。
確認すべきポイント
1. 遺伝カウンセリングが含まれているか
NIPTは結果の解釈がむずかしい検査です。採血だけして結果を郵送するだけの施設ではなく、検査前後のカウンセリングがセットになっている施設を選ぶことをおすすめします。
2. 日本医学会の認定を受けているか
NIPT(母体血胎児染色体検査)は、日本医学会が認定した施設・医師が行うことが推奨されています。認定施設かどうかは確認の目安になります。
3. 結果説明が対面・オンラインで行われるか
結果を「レポートだけ送る」施設より、医師が直接説明してくれる施設の方が、疑問や不安をその場で解消できます。
4. 陽性後のサポート体制があるか
NIPTで陽性になった場合、確定検査の案内・遺伝カウンセリング・専門病院への紹介など、次のステップが明確にサポートされているかを確認してください。
5. 超音波検査と組み合わせられるか
NIPTだけでは構造異常はわかりません。超音波検査も一緒に行える施設であれば、より包括的な評価ができます。
価格だけで選ばない
安価な施設もありますが、カウンセリングや結果説明が省かれていることがあります。NIPT単体の費用だけでなく、検査前後のサポートも含めたトータルの医療の質で比較することが大切です。
当院の施設選びに関する考え方はNIPT施設の選び方のページにも詳しくまとめています。
まとめ
- NIPT施設は「採血して結果が出ればよい」ではなく、前後のサポートの質が重要です。
- 遺伝カウンセリングの有無・認定施設かどうか・陽性後の体制を確認しましょう。
- 価格だけでなく、提供される医療の総合的な質で選ぶことをおすすめします。
本コラムは、出生前診断について理解を深めていただくための一般的な情報提供を目的としています。検査の適応や結果の解釈は、妊娠週数やお一人ひとりの状況によって異なります。具体的なご相談は、外来で医師・専門スタッフへお気軽にお声がけください。