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ひろつぐ出生前診断クリニック

CHUKI DOCK

中期ドック

Mid-Trimester Anomaly Scan / 妊娠18週 〜 22週

【お知らせ】中期ドックの新規ご予約について

現在、当院の予約枠が大変混み合っており、当院で妊婦健診を受けておられる妊婦さんや、医学的に追加評価が必要な方の予約枠を十分に確保することが難しい状況が続いております。
そのため、誠に恐れ入りますが、当面の間、他院で妊婦健診中の方で、中期ドックのみをご希望される新規予約はお受けしておりません
なお、他院で胎児異常を指摘された方、紹介状をお持ちの方、または医学的に早急な追加評価が必要と考えられる方につきましては、可能な範囲で対応を検討いたします。ご予約前にお問い合わせください。
今後、予約体制が整い、単回での中期ドックの枠を確保できる状況となりましたら、あらためてご案内いたします。

はじめに

妊娠中期(18〜22週)の超音波検査は、赤ちゃんの体の形(心臓・脳・腎臓など)を、時間をかけてていねいに確認する検査です。
安心して受けていただくために、ひとつだけお伝えしたいことがあります。この検査は「体の形」を診る検査で、ダウン症などの染色体の病気を調べる検査とは役割が異なります。染色体について知りたい方には、より適した妊娠初期の検査をご案内していますので、どうぞお気軽にご相談ください。

受診について

当院の中期スクリーニングは、赤ちゃんの状態を妊娠初期から続けて診させていただくことを大切にしています。そのため、当院で初期からご継続の方・院内で妊婦健診を受けている方を、主な対象としています。

他院で妊婦健診中で中期のみを新規でご希望の場合は、現在はお受けしておりませんが、初期からの検査についてはいつでもご相談いただけます。

なお、他院で胎児の異常を指摘された方・紹介状をお持ちの方などは、可能な範囲で対応いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

なぜ初期からの検査を大切にしているのか

中期の超音波は「体の形」を確認する検査で、染色体の病気は妊娠初期の検査のほうがはるかに高い精度で分かります。また、中期になってから初めて調べると、万一のときにご家族が情報を得て考え、準備し、選択するための時間が限られてしまうことがあります。だからこそ、初期の検査を受けていただいたうえで中期に進んでいただくことを大切にしています。

中期胎児ドック(中期スクリーニング)でわかること・わからないこと

「中期で何がわかるの?」というご質問に、安心して受けていただけるよう、正直にお伝えします。

この検査でわかること

  • 赤ちゃんの体の形の異常(心臓・脳・腎臓・膀胱・お腹の壁・手足・顔〈口唇口蓋裂など〉)
  • 胎盤の位置・羊水の量
  • 赤ちゃんの発育(推定体重・各部位の計測)

この検査ではわからないこと

  • ダウン症などの染色体の病気を確実に判定することはできません(妊娠初期のNIPTなどのほうが、はるかに高い精度で分かります)。NIPTで染色体のリスクを調べる
  • すべての構造の異常を見つけられるわけではありません(お母さんの体格や赤ちゃんの向きなどで、見えにくいことがあります)。
  • 生まれた後の発達や知能を予測することはできません。
  • 出生後にはじめて分かる病気もあります。

安心して受けていただくために

当院では、検査の内容や結果について医師がていねいにご説明します。気になる所見が見つかった場合も、次に必要な検査や専門施設のご紹介まで、責任を持って対応いたします。わからないこと・不安なことは、どうぞお気軽にお尋ねください。

医学的な根拠・参考文献(専門的な内容)

妊娠中期の超音波でみられる「ソフトマーカー」は、単独では染色体の病気の検出率が低く、複数を組み合わせても妊娠初期の検査(NIPTなど)には及ばないことが、国際的なガイドラインやメタアナリシスで示されています。染色体のスクリーニングは妊娠初期に、構造の評価は中期に、と役割を分けることが医学的に妥当とされています。

  • Practice Bulletin No. 175: Ultrasound in Pregnancy. Obstet Gynecol. 2016.
  • Smith-Bindman R, et al. Second-Trimester Ultrasound to Detect Fetuses With Down Syndrome: A Meta-analysis. JAMA. 2001.
  • Palomaki GE, et al. Prenatal Screening for Trisomy 21 Using First- and Second-Trimester Biochemistry and Nuchal Translucency: ACMG Technical Standard. Genet Med. 2025.
  • Dungan JS, et al. Noninvasive Prenatal Screening (NIPS) for Fetal Chromosome Abnormalities in a General-Risk Population: ACMG Evidence-Based Clinical Guideline. Genet Med. 2023.
  • SMFM Consult Series #57: Evaluation and Management of Isolated Soft Ultrasound Markers for Aneuploidy in the Second Trimester. Am J Obstet Gynecol. 2021.
  • Bull MJ, et al. Health Supervision for Children and Adolescents With Down Syndrome. Pediatrics. 2022.

※現在、他院で妊婦健診中の方の「中期ドック単独」の新規受付は休止しています。胎児異常を指摘された方、紹介状をお持ちの方、医学的に早急な追加評価が必要な方は、予約前にお問い合わせください。

中期ドックとは

中期ドック(胎児ドック)は、妊娠18〜22週頃に行う超音波検査です。赤ちゃんの臓器や骨格がさらに発達しているため、初期・早期ドックと比べてより詳細な構造異常の確認が可能です。

中期は、赤ちゃんが成長し、初期・早期には確認しきれなかった部分も含めて、体の構造をより詳しく確認できる時期です。当院では、この検査だけで完結させるのではなく、初期からの検査と組み合わせて段階的に確認していくことを大切にしています。

事前に病気や異常の有無がわかれば、それに適した分娩施設でお産を計画することができます。赤ちゃんの安全なお産のために、中期ドックはすべての妊婦さんにお勧めしたい大切な検査です。

妊婦健診エコーとは、まったく別物です

「妊婦健診で毎回エコーを受けているから大丈夫」と思っていませんか?

妊婦健診で行われるエコーは、主に赤ちゃんの発育・成長を確認することが目的です。所要時間はおおむね2〜5分程度で、赤ちゃんのサイズと心拍を確認するのが主な内容です。一方、当院の中期精密超音波(中期ドック)は30分前後かけて、赤ちゃんの全身を系統的に精密観察する専門的な検査です。

比較項目妊婦健診のエコー中期精密超音波(中期ドック)
目的発育・成長の確認形態異常・臓器の精密評価
時間2〜5分30分前後
観察部位主に大きさ・心拍頭・脳・顔・心臓・肺・腹部臓器・骨格・手足など全身
専門性一般産婦人科医胎児超音波専門の技術・知識が必要
異常検出偶然見つかることはある系統的に探して発見を目指す
健診のエコーは「赤ちゃんが元気に育っているか」を確認するものです。「異常がないか」を系統的に調べるのが中期ドックの役割です。どちらかが優れているというものではなく、目的が根本的に異なります。

中期ドックを受けるメリット

  • 1

    詳細な構造チェックが可能

    赤ちゃんの臓器・骨格が発達しているため、初期・早期ドックでは確認が難しかった細部まで評価できます。国際産婦人科超音波学会の3つのガイドライン(全身・中枢神経・心臓)に基づき、数多くの断面で評価します。

  • 2

    生後すぐに治療が必要な病気を発見できる

    生まれた直後に急変して命が危なくなる病気を事前に発見できます。たとえば大血管転位症・左心低形成症候群・総肺静脈還流異常などの重篤な先天性心疾患は、生後数時間〜数日以内に緊急手術が必要となることがあります。出生前にわかっていれば、分娩前から新生児集中治療チーム(NICU)・小児心臓外科チームと連携でき、高度医療機関での分娩計画を立て、生まれた直後から迷わず最善の治療を開始できます。初めから専門病院でご出産いただくことで、迅速かつ適切な救命処置が可能になります。

  • 3

    分娩施設の計画に役立つ

    赤ちゃんに特別なケアが必要な場合、事前にわかることで最適な分娩施設を選ぶことができます。気づかれずにお産となった場合、救急搬送となり治療が遅れてしまうリスクがあります。

中期ドックを受ける前に知っておきたいこと

構造異常を伴わない病気の発見が難しい

ダウン症のように明らかな構造異常が見られない疾患は発見が難しい場合があります。妊娠初期にNIPTや初期ドックを受けることで補完できます。

異常発見後の対応時間が限られる場合がある

構造異常が見つかった場合、染色体検査(羊水検査など)の結果が出るまで数週間かかります。妊娠週数によっては対応時間が限られることがあります。

精神的な負担が大きくなる時期

胎動を感じ始めるなど赤ちゃんとの絆が深まる時期のため、この時期に異常が見つかった場合、精神的な負担が大きくなることがあります。

対策として:これらの課題を解決するため、妊娠初期に初期ドック早期ドックを受けて構造異常を早期発見し、その上で中期ドックを受けることで赤ちゃんの健康状態を総合的に確認することをお勧めします。

中期胎児スクリーニングでわかること・わからないこと

中期胎児スクリーニングは、妊娠中期に赤ちゃんのからだのつくりを詳しく確認する超音波検査です。心臓、脳、顔、胃、腎臓、膀胱、手足、胎盤、羊水量、発育などを、妊娠週数に応じて丁寧に確認します。

染色体疾患を診断・否定する検査ではありません

超音波検査では、染色体疾患と関連することがある所見を確認することはできますが、所見がない場合でも、染色体疾患がないとは判断できません。そのため、「ダウン症がないかを確認したい」「NIPTの代わりに受けたい」という目的には、中期胎児スクリーニングだけでは十分にお応えできません。

検査後に「明らかな異常を認めません」とご説明した場合でも、出生後に染色体疾患、発達に関する問題、軽微な形態異常、機能的な異常などがわかる可能性があります。

当院では、検査でわかることとわからないことを正しくお伝えしたうえで、赤ちゃんの状態をできる限り丁寧に確認しています。中期スクリーニングのみをご希望の方は、この点をご理解のうえでご予約ください。

NIPTと胎児ドックは目的が異なり、補い合う検査です。詳しくは 「NIPTが陰性でも胎児ドックを受ける意味」、検査の選び方は 「NIPTと初期ドック、どちらを選べばよいか」 もあわせてご覧ください。

主な構造確認項目

部位確認項目
頭部頭蓋骨・側脳室・透明中隔・脳梁(3D)・シルビウス裂・小脳・後頭蓋窩
顔面眼球・水晶体・鼻骨・鼻腔・耳・口唇・顎
脊椎椎骨
四肢両前腕骨・両下腿骨・手指数
胸部横隔膜・肺
心臓四腔・左室流出路・右室流出路・三血管気管断面
腹部内臓配列・胃・肝臓・腸・腎・膀胱・臍帯刺入部・臍帯動脈数

段階的な検査の流れにおける位置づけ

推奨される検査の流れ

妊娠10週〜 NIPT
妊娠12〜13週 初期ドック
妊娠14〜17週 早期ドック
妊娠18〜22週 中期ドック
妊娠26〜28週 心臓・後期ドック

ふくだあやレディースクリニックの妊婦健診では、中期ドックをすべての方にご受検いただいています

「4Dエコーで問題なかった」は形態異常の確認にはなりません

重要:4Dエコーと中期ドックは目的が全く異なります

4Dエコー(立体・動画エコー)は、赤ちゃんの表情や手足の動きをリアルタイムの立体映像で楽しめる素晴らしい技術です。しかし、4Dエコーはあくまで赤ちゃんの外見・動きを映像として記録するものであり、病気や形態異常のスクリーニングを目的とした検査ではありません

4Dエコーで見えているのは赤ちゃんの「表面」です。心臓の内部構造・脳の形・消化管のつながり・腎臓の形成などは、4Dエコーでは評価できません。これらを調べるためには、専門的な2Dエコーによる精密観察が必要です。

「4Dでかわいい顔が見えたから大丈夫」と思っていたお母さんが、後から赤ちゃんに心臓の病気が見つかった──というケースは珍しくありません。「4Dで大丈夫だったから中期ドックは不要」ということにはなりません。

よくあるご質問

Q 妊婦健診のエコーで「大丈夫」と言われていますが、中期ドックは必要ですか?
A

妊婦健診の数分のエコーでの「大丈夫」は「発育は普通」「すぐわかる大きな病気はなかった」程度のものです。中期ドックは国際ガイドラインに基づき多数の断面で系統的に評価する全く別の検査です。ぜひ受診をお勧めします。

Q 最新の4Dエコーで見てもらっているので大丈夫ですか?
A

4Dエコーは赤ちゃんの表情や動きをリアルタイムで確認できる素晴らしい技術ですが、病気チェックとしての用途は限られています。中期ドックは全身を系統的に評価するための専門的な検査であり、4Dエコーとは目的が異なります。

Q 初期ドックも受けましたが、中期ドックも受けた方がいいですか?
A

はい、受けることをお勧めします。初期ドックではエコーで判明する疾患全体の半数以上が検出できますが、残りの疾患は中期ドックでの確認が必要です。特に脳の発育は妊娠中期以降でないと詳細な評価ができません。

Q 妊婦健診を別のクリニックで受けていますが、中期ドックだけ受けられますか?
A

はい、現在、当院の予約枠が大変混み合っているため、誠に恐れ入りますが、当面の間、他院で妊婦健診を受けておられる方で中期ドックのみをご希望される新規予約はお受けしておりません。なお、他院で胎児異常を指摘された方、紹介状をお持ちの方、または医学的に早急な追加評価が必要と考えられる方につきましては、可能な範囲で対応を検討いたしますので、ご予約前にお問い合わせください。今後、予約体制が整い、単回での中期ドックの枠を確保できる状況となりましたら、あらためてご案内いたします。また中期ドックは赤ちゃんのからだのつくりを確認する検査であり、ダウン症などの染色体疾患を診断・否定する検査ではありません。

Q 中期ドックは妊娠何週に受けるのがよいですか?
A

妊娠18〜22週頃が最適です。この時期は赤ちゃんの各臓器が十分発達して形態の評価がしやすく、かつ羊水量が十分あるため超音波画像が見やすい時期です。

Q 中期ドックで異常が見つかった場合、どうなりますか?
A

まず医師から詳しい説明を行います。必要に応じて、周産期母子医療センターや小児科・心臓外科との連携先をご紹介します。

中期ドックのご相談

対象の方・ご不明な点は、まずLINE・お電話でご相談ください。

当院は大阪メトロ谷町線・堺筋線「南森町」駅(3番出口 徒歩約3分)、JR東西線「大阪天満宮」駅(9番出口 徒歩約1分)。大阪市内・府内各地から通いやすい、南森町の出生前診断専門クリニックです。
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最終更新日:2026年8月12日

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