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ひろつぐ出生前診断クリニック

DECIDING TOGETHER

「受けたいけれどパートナーが乗り気でない」 — 一緒に考えるためのヒント

遺伝カウンセリング

出生前診断を受けるかどうかについて、パートナーと意見が異なることは珍しくありません。この決断は、お二人の価値観や将来への考え方が関わる、とても個人的で重要な選択です。意見が一致しないことで悩まれるのは、自然なことです。

まずは対話の時間を持ちましょう

お互いの考えを理解し合うことが大切です。以下のような点について、ゆっくり話し合ってみてください。

  • なぜ検査を受けたいのか、または受けたくないのか
  • 検査結果を知ることで、どのような準備ができると考えているか
  • 検査に対してどのような不安や心配があるか
  • お二人それぞれの価値観や人生観

急いで結論を出す必要はありません。何度かに分けて話し合うことで、お互いの気持ちが整理されることもあります。

専門家のサポートを活用しましょう

遺伝カウンセリングで、遺伝カウンセラーや産科医に相談することをおすすめします。専門家は、以下のようなサポートを提供できます。

  • 検査の種類・メリット・デメリットについての正確な情報
  • 検査でわかること、わからないことの説明
  • お二人の状況に応じた個別のアドバイス
  • 意思決定のプロセスのサポート

カウンセリングには、可能であればパートナーと一緒に参加することで、同じ情報を共有し、専門家の前で率直に話し合うことができます。

知っておいていただきたいこと

出生前診断は、すべての妊婦さんに提供されるべき選択肢です。年齢やリスク要因に関わらず、検査を受けるかどうかを選ぶ権利があります。

検査を受けるかどうかの決定は、以下の要素を考慮して行われます。

  • 医学的なリスク要因
  • お二人の価値観や希望
  • 検査結果をどのように活用したいか

決断に向けて

最終的な決断は、医学的な情報とお二人の価値観の両方を考慮して行うことが大切です。次のような進め方も考えられます。

  • もう少し時間をかけて考える
  • 専門家と複数回相談する
  • 検査の種類を限定する(侵襲的でない検査から始めるなど)
  • 検査を受けた場合・受けなかった場合の、それぞれのシナリオを具体的に考える

どのような決断をされても、それはお二人にとっての最善の選択です。大切なのは、十分な情報を得て、お二人が納得できる形で決めることです。

サポートを求めることは大切です

この決断は、簡単ではありません。必要に応じて、以下のようなサポートを求めることも検討してください。

  • 遺伝カウンセリング
  • カップルカウンセリング
  • 同じような経験をした方々のサポートグループ

お二人が納得できる決断に至るまで、医療チームがサポートいたします。

参考文献

  1. Committee on Practice Bulletins—Obstetrics, Committee on Genetics, and the Society for Maternal-Fetal Medicine. Practice Bulletin No. 162: Prenatal Diagnostic Testing for Genetic Disorders. Obstetrics and Gynecology. 2016.
  2. Muller C, Cameron LD. It’s complicated – Factors predicting decisional conflict in prenatal diagnostic testing. Health Expectations. 2016.
  3. Damman OC, Henneman L, IJssel DVVD, Timmermans DRM. Conditions for Autonomous Reproductive Decision-Making in Prenatal Screening: A Mixed Methods Study. Midwifery. 2023.
  4. Blackwell S, Louis JM, Norton ME, et al. Reproductive Services for Women at High Risk for Maternal Mortality: A Report of the Workshop of the SMFM, ACOG, the Fellowship in Family Planning, and the Society of Family Planning. Am J Obstet Gynecol. 2020.
  5. Kaimal A, Norton ME. Society for Maternal-Fetal Medicine Consult Series #55: Counseling Women at Increased Risk of Maternal Morbidity and Mortality. Am J Obstet Gynecol. 2021.
  6. Prinds C, van der Wal JG, Crombag N, Martin L. Counselling for Prenatal Anomaly Screening — a Plea for Integration of Existential Life Questions. Patient Education and Counseling. 2020.

本コラムは、出生前診断について理解を深めていただくための一般的な情報提供を目的としています。検査の適応や結果の解釈は、妊娠週数やお一人ひとりの状況によって異なります。具体的なご相談は、外来で医師・専門スタッフへお気軽にお声がけください。

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最終更新日:2026年6月25日

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